2023 RRC（Retired Racehorse Cup・引退競走馬杯）

2023 RRC（Retired Racehorse Cup・引退競走馬杯）について（各競技要項・課目）

当協会では、引退競走馬が乗馬・馬術への入り口としての活躍の場とセカンドキャリアの形成、人材育成のためのリトレーニング技術の向上のほか、乗馬・馬術ファンの拡大を図ることを目的として、『RRC』を2018年度より開催しています。
『RRC』とは、Retired Racehorse Cupの略であり、引退競走馬杯と名付けた競技です。
競走馬登録されていたサラブレッドが引退し、リトレーニング後に乗用馬として用途変更した際、以下の条件を満たしている場合に出場できる障害馬術・馬場馬術・総合馬術競技です。2022年度より総合馬術競技が新たに加わりました。

2023年度は、下記の各団体が主催する競技会の期間中、障害馬術15会場、馬場馬術7会場（NRCAオリジナル馬場馬術課目）、総合馬術5会場、計27会場で地域大会を開催します。
そして、同大会より選抜された馬（障害馬術30頭・馬場馬術14頭、合計44頭）のみが出場するファイナル大会を実施します。また、総合馬術地域大会でSS賞を獲得した馬のみ出場できるRRC馬事公苑大会（総合）も併催します。
なお、各RRCの詳細につきましては、随時、主催団体の大会実施要領に記載します。

〔出場条件〕

公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルに血統登録（内国産、外国を問わず）され、日本中央競馬会、地方競馬全国協会の競走馬として最終レースが令和2（2020）年1月1日以降の出走歴持つ3歳以上の馬とし、未出走馬は年齢が3歳以上7歳以下とします。なお、年齢は馬年齢（1月1日）を適応します。
競走馬として出走を終えた若いサラブレッドが出場するので、馬のウェルフェア（FEI馬のスポーツ憲章）に十分配慮し、特に、最終出走からエントリーまでは、馬体のケアやリトレーニングのために適正な期間を設ける等の配慮をしております。

• 各大会１種目に１頭の馬が複数回出場することはできない。
• 障害・馬場については、同年に1位、2位に入賞した馬匹は、他（複数）の大会に出場することはできない。（他種の競技への出場は可）
• 2022年度より馬場馬術競技においては、新馬育成を目的とする競技のため鞭の使用は任意とし、水勒のみ可とする。その他矯正道具の使用は一切使用することはできない。
• 2022年度より実施する総合馬術においては、インスペクションを取り入れる。インスペクションを実施することで、より良い状態で競技に参加する。

過去5年間で延べ1600頭余りの引退競走馬がRRCに出場し、その中の1頭が、2022年1月に開催された全日本内国産馬障害飛越競技（日本馬術連盟主催）で日本一に輝きました。
2023年度も多くの引退競走馬のセカンドキャリアとして、このRRCの参戦をお待ちしておりす。